富山市路面電車(LRT)環状線化、
既存電停はどうなったの?

 昨年12 月末に、富山市路面電車環状線が走り出しました。今年1 月に既存電停 である「地鉄ビル前」が1つだけ改修されていたので、高さを測ったら34㎝で作 られていました。車いす利用者2人でこの電停を利用しましたが、その時は電車か ら電停に5㎝くらい上がるような感じでした。その後、2月末にまたこの電停から 乗降してみたら、電車の高さと電停の高さが同じになっていました。運転手さんに 聞いたら、作り直したと話しておられました。
 さて、今回は路面電車が環状線化されてから2度目の乗降をしました。そうした ら、なんと車いすの人がもう先に乗っておられました。その方は、富山駅前で降り られたのですが富山駅前はまだ既存の電停が改修されておらず、運転手さんに手伝 ってもらって電車から降りて行かれました。こういう低床電車が走ることによって、 乗る層も変わったような気がします。ベビーカーで乗り込む人、杖をついたおじい ちゃん、そして車いすの障害者の人たちが乗っているのをみて、今まで乗らなかっ た人たちが乗るようになったんだなと思いました。

既存電停は環状線に合わせて

 既存の電停は少しずつ改修されてきています。地鉄ビル 前電停の高さは28㎝、幅は1mですが、ガードレールが つくことにより幅が87㎝になっていました。電停と車道 の間のスロープは問題ないような気がします。

車椅子が回転できません

 写真を見てもらうとわかりますが、電車から降りると電 停にきちんと車いすが降りられず、向きを変えるのも一人 では無理です。介助者が車椅子の後ろのタイヤを持ち上げ て回転させないと電停に下りることは難しいです。ましてや、電動車いすだと回転はできないのではないだろうかと思います。  


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