2.課題について
    ・現在の電停の幅や高さは、電停によってまちまちであること。(電車との接触、電停からの転 落・恐怖、車いすの回転が出来ない・危険の可能性あり)
    ・電停にガードレールがついてないところが半数ぐらいあること。(電停からの転落の危険性の 可能性あり)
    ・電停にスロープがほとんどついていないこと。
    ・上記のことにより、現状のままで電停の高さが上がってスロープが着けられるだけでは、車い す利用者及び電動車いす利用者・高齢者が電停で安全・安心して車いす等の回転・乗車や降車 ができません。(歩くことの出来ない障害者にとって、車いすや電動車椅子は「足」であり、 収入の少ない障害者にとって公共交通機関は大切な移動手段です。)
    ・電停に乗車や降車するための横断歩道の問題。(現状では、レールがひかれている横断歩道の 不備により車いすからの転倒することもあり危険であること。)
    ・電停の改修に当たっては、電停と歩道との間の道路幅が狭いことの問題。(但し、桜橋電停等 いくつかの電停では歩道側が少し食い込んで、道路幅を確保されています)
    ・「路面電車の環状線化」で導入される車両(LRT)と3車体連結の車両(LRV)の地面か ら乗降部の高さ5センチの違いにより電停の作られかたに疑問があります。

3. 要望について
    ・LRT に合わせた電停の改修には、車いす利用者・高齢者が電停で安全・安心して車いす等の 回転・乗車や降車ができるようにしてください。
    ・高齢者や障害者が安心して渡れることができる横断歩道の整備を行ってください。
    ・既存の富山地方鉄道の電停改修については、富山市としても支援を行ってください。
    ・そのための検討会を富山市・富山地方鉄道・私たちの団体・国土交通省などを含めて行ってく ださい。

<富山市の回答>

 富山市のホームページ「市へのご意見・ご要望に対する回答」で、掲載されました。

路面電車環状線化について

2009 年7 月受付
 富山市路面電車環状線化について、報道では新しい電車にあわせて電停をバリアフリー化するとい われていますが、内容的には電停の高さを上げてスロープをつけるというものと思われます。しか し今の電停の幅が変わらないまま高さとスロープがつくだけなら車椅子利用者や高齢者などにとっ ては安全に安心して乗れるものとはいえないのではないだろうか。現在の電停は車いすやシルバー

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