数回に分けて、掲載していきます。
2日目は東海北陸車いす市民交流集会に参加するために、会場のサンシッ
プとやままでバスで行くことになった。でも、サンシップとやまには一度も
行ったことがなく、富山市役所前でバスを降りたが見つからず苦労していた
。NHK富山放送局の前で道を歩く人に聞いたけれど、言葉が通じなくて困
っていた。「これではだめだ」と思い、近くのホテルに入って聞いたら親切
に地図を探していただき、それを見ながらやっとたどり着くことが出来た。 集会の初日は、自立支援法の講演会・シンポジウムが行われ、自立支援法 によって自分たちの生活が脅かされていることの報告がされていた。中でも 印象に残っているのは、講演を行った講師の方が語っていたが、自立生活セ ンターにも2種類あるようだ。障害者当事者が運営する自立生活センター、 障害者施設が運営する自立生活センターがあるということだった。 講師の方は、最初は施設が運営する自立生活センターで働いていたが、周 囲から「あれは偽物の自立」と言われていたようです。それを乗り越えて本 物を自分たちで作り上げていったということを話してくれた。
さて、シンポジウムの2日目のこと。夕方の介助者のAさんから、「昨日 の介助で腰を痛めて来られない。」という電話がかかってきた。それを聞い て、私がAさんに不愉快な思いをさせてしまったのかと思って悩んだ。でも 、約束を守らないのはおかしいと思った。それからが大あわての時間を過ご すことになった。もうシンポジウムなんかどうでも良くなり、早く介助者を 見つけなければという思いだった。 周囲の方もいろいろ介助者を探してくれたのだが、見つからず困っていた 。そこで、Aさんを紹介してくれたBさんに連絡したら、「約束を守らない のはおかしい。」と断ってきた本人に連絡を取り「約束は守るべき」と言っ て、Aさんに来てもらうことが出来た。やっと、ここで安心と思っていたら 、午後から大変な大便の失敗をしてしまった。 午後からシンポジウムを終えて、Aさんが介助に来てくれて一安心。さ あ、昼食にしようということでAさんの車で近くのショッピングセンター に入り、昼食をした。 昼食を終えて買い物をして、家着いたらお腹がやばい。ラーメンが悪か ったのか出てしまった。Aさんの車が汚れていないかが心配。でも、Aさ んは何も言わずにシャワーを浴びさせてくれるだけでなく、入浴までさせ てくれた。そのうえ、大便の着いた汚れ物を素手で洗ってくれている。普 通なら逃げ出すところだが、こんなにも親身な介助に感謝している。 - 続きは次回に掲載します。- |
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