HSK
遊ぼうよ NO.41
第1号 体験入居終了!
(2月18日~28日)
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【Cさんの要望】
・食料品の買い物をしてみたい ・ご飯を作ってみたい ・電車やバスに乗ってみたい ・週末にウィンドウショッピングをしたり、出かけたい。 ・現在通所している作業所やリハビリに入居体験時も行きたい。 |
【今回の入居体験の主な目標】
①自分は何ができて、何ができないかを見極める。 (障害があってできないのか、経験を重ねるとできることなのか等の見極めを自分 自身でしてもらう。) ②家計簿をつける。 (毎日、記録ををつけてもらうことで『限られたお金の中でやりくりする』という ことや「お金」というものに関心をもってもらう。) ③決めた日程にあわせて生活する。 (移送サービスを利用することで、依頼した時間には迎えに来られることや 今後、ヘルパーさんを利用をする事を念頭におき、「時間から時間までに何をす るのか」ということを意識してもらう。) ④作業所への通所に公共交通機関を利用する。 |
①については、周りから判断されるのではなく、やったことがないことでもまず、やってみた うえで何度かやったら出来そうなことなのか・何か工夫をすれば出来ることなのか・障害上出来 ないことなのかを判断してもらうようにつとめました。 ②については、毎日の支出を記録する際に財布にあるお金と記録上の残金が合っているかどう かを数えて確認しました。大切にしていたことは、残金が合うかどうかということよりも毎日記 録をつけることでお金に対する関心を持ってもらいたかったことと、お金を毎日数えることで 「お金を使えば確実に減っていく。あるお金の中でやりくりしないといけないんだ」ということ を肌で実感してもらいたいと考えました。 ③については、まちなかのサポーターが入る時間帯以外のところで介助が必要な場合( ヘル パーさんを利用する時間帯と想定)や、作業所へ通うのに移送サービスを利用する際は決めた時 間に来られます。そうなると、ある程度時間に制約がかかります。そういったことを念頭におき 「時間から時間までの限られた中で何をするのか」といったことや「この時間までに何をしてお かないといけないのか」を考える意味で挙げました。 ④については、Cさんは公共交通機関を利用するのが今回が初めてということで行き帰り共に 公共交通機関を利用するとなると、心身共に負担が大きいかなということで行きは移送サービス を利用しました。帰りはJ R と路線バス・コミュニティバスを利用したのですが、ひとつ課題 がありました。 それは、作業所から最寄りの駅まで( 約5㎞) の交通手段がないことでした。今回は、電 車やバスに乗ってみたいというCさんの要望もありましたし、電車やバスに乗る楽しみや便利 さを知ってほしいという私たちの思いもあり、地元の社会福祉協議会さんにご依頼し、趣旨を ご理解頂いた上で作業所から最寄り駅までの送迎をボランティアでご協力いただくことが出来 ました。 また、公共交通機関の利用に際してはセンタースタッフが作業所の最寄り駅まで迎えに行き 一緒に帰るという形をとりました。 |
【Cさんから『まちなかに入居体験をして』】 |
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