<看護師さんの心遣い~楽しいひととき>
朝食を食べているときのことでした。(看護師さんの介助で)
担当ドクターが来られ
主治医:「おっ、おいしそうなごはん食べちゃって、きれいな看護師さんの介護つきで。
ところでご飯中で申し訳ないけど、手術の日が決まったから言っておくが、来週の水曜日に
決まったから。今日から前日まで検査に入るから、よろしく」
と言い残してスッタフルームに行かれました。
しばらくしてから、看護師長さんが来られて
看護師長さん:「担当のドクターから聞きました。連絡先なのですがここでよろしんでしょうか。」
わたし:「はい、そうです。」と言うと、今日の担当の看護師さんがこられ、
看護師さん:「Aさん検査に行きますよ」ということで、ストレッチャーに乗せられて、検査に向か
うときに、看護師長さんが、
看護師長さん:「連絡しておくから心配せんと検査に行ってらっしゃい。」と言われ、
わたし:「行ってきます。」答え、担当の看護師さんと会話をしながら向かった。
検査より病棟に帰りましたところ看護師長さんが
看護師長さん:「さっき、聞いたところに電話を入れて手術の日程言っておいたら、今度金曜日に来
られるそうですのでお伝えしておきますよ。」と言われ、対応の速さ・正確さに驚かされま
した。
わたし:「きゃなんちゅう良い病院ながんけよ」と心のつぶやき。
食事介助に来られる看護師さんが自己紹介をされ、体験談や趣味を話をされていかれ、楽しい会話を
させていただき、手術をするという緊張を緩和させていただき、感謝いたします。
<手術日が近づく…。同意人の壁が立ちはだかる。>
入院翌日からの連日の手術検査・リハビリを受けていた。(手術まで正味4日)
翌日(金曜日)
センターの方がが来られて
センター:「こちらの看護師長さんより連絡を受けて、少し早い時間に来ました。それで、どうした
いんですか?」
と聞かれても、今の状況を考えると。
わたし:「だめもとで、1回目と同じこと(※Bさんへ同意人をお願いすること。)でお願いできる
でしょうか。」
センター:「やれることはやるだけやってみますが、それでも駄目ならどのようにしますか。」
わたし:「それでも駄目ならば、駄目もとでCさんに聞いてみるしかないでしょう。それでも駄目で
あればこの手術はあきらめます。」
センター:「そんなことは言わないでください。やるだけやってみます。」
ということでCさんの自宅の電話番後を教えましたところ、
センター:「自分でって電話かけられないでしょうか?」
と言われ自分としてはすごく悩んだ、1回目の手術のときの同意人のときも「家族」でもないものの
同意を引き受けることが難しいと思い、今回については『生・死』を別けた手術になりそうだから、
もしもの時を考えれば生の血族と分かっていれば、身内がいない自分であっても相談できたかもしれ
ない。ましては施設生活しか知らない人間がどの様な表現をして良いものかを身につけてなかったか
ら、他人が引き受けてくれるとは限らない、自分は誰を信頼して最後まで看取ってもらえるのかとい
うことでした。
どうして、Cさんという結論に至ったか、自分が最初の入院のときに大事な会合を控えておきながら
入院をしました。そのため出席できないことを知ったCさんは、その日にお見舞いに来られまして
Cさん:「もし困ったことがあれば何でも良いから言ってもらわないと分からない。」
と言う言葉を思い出して、今回のことをお願いしても良いものなのか悩んだ。
Cさんの体調のことを自分が分かっていたために、悩み苦しんだ。いくらCさんが私の環境を知って
いってくださることとは知っていてもCさんを犠牲にしても良いものなのか困っていた。
センター:「Cさんに洗濯当番に加わっていただいてよろしいでしょうか?」
わたし:「それは連絡をしてみないとこちらからは何も言えません。」
センター:「では、電話をしてみてください、受話器を持っていますので。電話をしないと私たちが
帰れないし、帰りませんよ。」
と電話で洗濯当番のことを話をしましたところ引き受けていただけることとなり、
わたし:「今、手術の同意人について問題がでてきたのですが?」
と言うと
Cさん:「電話で話をしていても電話代もかさむし直接会って話をしたいし、今度の日曜日に行くか
らそのときに詳しいことを聞かせて」
と電話が切れました。
センター:「帰ってから今の会話の中で出てきたところへ連絡をして決まり次第お伝えいたします」
と言われ帰っていかれました。
しばらくしてまた戻ってこられて、看護師長さんも来られ
看護師長さん:「週明けの月曜日に手術の説明会がありますので、そのときにはぜひ手術の同意人に
も参加していただきたい。同意人の方は?」
と聞かれ、
センター:「今から帰ってから同意人を引き受けていただける方を探してからその人に連絡をいたし
ます。もちろん私たちも参加させていただきます。」
心強いセリフを言ってくれて良かった。
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