脳性麻痺の二次障害を考える3-1
~身内のいない人が入院・手術を行う場合に伴う課題~

<第2回ケア会議参加メンバーとAさんとの関わり>

 Aさん・・・・・・・・・本人
 ドクター・・・・・・・・X病院主治医
 看護士及び看護士長・・・X病院担当看護士及び看護士長
 ソーシャルワーカー・・・X病院ソーシャルワーカー
 作業療法士・・・・・・・X病院作業療法士(訪問リハビリ担当)
 理学療法士・・・・・・・X病院理学療法士(訪問リハビリ担当)
 訪問看護士・・・・・・・X病院看護士   (訪問看護担当)
 ヘルパー事業所・・・・・Aさんが契約しているヘルパー事業所
 当センター・・・・・・・Aさんのサポート及びAさんの関係者と
                          の調整役


<みんなでケアプランをつくりあげる>

 素案を元に、ケアプラン作りが始まりました。
 訪問看護・訪問リハビリ、ヘルパーさんなどAさんに携わる人たちが一同に集まること
によって、いつ、どこに入るのかをはじめ、介護をする際に気をつけないといけないこと
やそれぞれの役割分担などをその場で決めることができました。ケア会議のメリットは、
それぞれの立場で持っている情報を全員で共有できることです。このことによって、“聞
いた・聞いてなかった”“言った・言わない”などのトラブルも少なくなります。
また、疑問点なども、主治医も参加していることですぐ解決できました。
 ただ、ドクターや看護士さんなどが時間をとるというのは難しいということも現状なの
で、会議を設定するまでの事前の準備などは重要だと感じました。また、その際にそれぞ
れの担当者との連携を図るソーシャルワーカーの役割も大きいと思いました。

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