交通バリアフリー富山教室(8月6日)

カット交通

 去る、8月6日(土)にJR富山駅周辺にて国土交通省北陸信越運輸局
富山運輸支局の主催で「交通バリアフリー富山教室」が開催され、私たち
自立生活支援センター富山は、アドバイザーとして参加しました。
 教室では、県内の中学生、小学生の親子が参加され「車いす使用者サポ
ートコース」「高齢者疑似体験コース」「視覚障害者サポート体験コース
」の三つの班に分かれそれぞれ行動しました。自立生活支援センター富山
は「車いす使用者サポートコース」でのアドバイザーとして、普段車いす
に携わっていない受講者達の指導にあたりました。
 富山駅周辺と言えども、バリアフリー化が全て発達しているとは限らず
歩道での段差や市電通りのでこぼこ道等受講者にとっては車いすの操作が
とても難しく感じられたと思います。
 JR富山駅では大阪行きのサンダーバードの乗降や車内での様子、ホー
ムまでの移動の仕方、車いすトイレの使用など、色々な場所での体験が多
く、子供達が多いため慣れない車いすを押すのに悪戦苦闘しながら、30
度を超える真夏の暑さでバテ気味の人もいました。
 富山地方鉄道さんのノンステップバス乗降ではバス担当者から説明を受
け、興味を示す子もいました。
 高齢者疑似体験コースと視覚障害者サポート体験コースでは、器具を装
着者と介助者がペアを組み高齢者、障害者の立場になって普段の生活の様
子を体験したりしました。
 半日だけの教室でしたが、受講者それぞれの思いがこれからの「心のバ
リアフリー」に目覚める第一歩になればと願い、私たち自立生活支援セン
ター富山もいろんな所で協力したいと思っています。