タイトル
就職に関する相談が増えました。

 日々、いろいろな相談を受ける中で最近の大きな変化として
あるのは、”働きたい”という相談が増えたことです。今まで
相談があった中で、”地域で暮らしたい”というのは一貫して
続いています。そんな中で、相談の内容も実際、地域での生活
をどう作り上げていくのかというところの内容に変化してきて
います。センターで関わった人で今年に入り、2人の方が就職
なされました。
 しかし、全ての相談に対してセンターとしてやり切るのには
限界があります。現在、就職に関する相談では、富山就業・生
活支援センターと連携して動きをつくり始めています。
 そこで、今回は、富山就業・生活支援センターの紹介をさせ
ていただきます。

タイトル
富山就業・生活支援センター開設2年目
富山障害者就業・生活支援センター 就業支援ワーカー
高木 信雄さん

 昨年の1月から厚生労働省の委託を受け、セーナー苑に「
富山障害者就業・生活支援センター」を開設し、今年で2年
目を迎えています。スタッフは、就業支援ワーカー2名、生
活支援ワーカー1名、ジョブコーチ1名の4名で運営してい
ます。
 当センターは、障害者の雇用を進める上では、就職や職場
適応などの就業面の支援ばかりではなく、生活習慣の形成や
日常生活の自己管理などに関する生活支援も重要であり、身
近な地域で、就業面及び生活面での一体的かつ総合的な支援
を行い、障害者の職業生活の自立を図ることを目的にしてい
ます。富山県内の就労を希望するあるいは就労中の障害者(
知的・身体・精神)で就業面や生活面で支援が必要な方を対象
にしています。また、センターの事業内容として、
①障害者や家族等から相談を受け、就業及び日常生活上の問
 題について必要な支援を行う。
②事業主に対して、障害者の就職後の雇用管理などに関する
 支援を行う。
③個別支援計画に基づいて、基礎訓練、職業準備訓練、職場
 実習などの実施を社会福祉施設や富山県障害者職業センタ
 ー、事業所などのあっせん、調整を行う。
④障害者雇用支援者(ボランティア)の育成や活用を行い、
 支援の幅を広げる。
⑤以上のことが円滑かつ有効に実施できるように、ハローワ
 ーク、富山県障害者職業センター、社会福祉施設、医療施
 設、盲、聾、養護学校、当事者団体等の関係機関との連絡
 会議を開催し、これら機関との連携を図ることなどがあげ
 られます。
 障害をもった方が、それぞれの思いを実現できるように、
そして自立した生活をエンジョイできるように、少しでもお
手伝い出来ればと思っています。
 また、当センターが地域生活支援の拠点の一つとなるよう
にスタッフ一同頑張っていきたいと思いますので、今後とも
よろしくお願いします。