1月から3月にかけて、講師派遣で学校に伺うことが多くありました。
最近感じることは、私たち障害者の立場から伝えたいことはとても多く
あるので、あれもこれも、と思ってしまいます。でも、話を聞く側の視
点に立った時に思ったことは、私たちが伝えようとしていることと聞い
てみたい、疑問だと思っていることは必ずしも同じではないということ
です。それなら、ということで最近は事前に皆さんの質問などを聞き、
応える形をとっています。全てではなくてもひとつでも後々に繋がるよ
うなものになれば、と試行錯誤の日々です。(浅木)        
1月22日(木)  古沢小学校5年生のみなさん(写真:左)
古沢小学校

 質問の中で多かったのは、①気持ち悪い、変な人と
言われたらどう思うか。②どうして、障害をもったの
か。③大変なこと、辛いことは何か、でした。
質問に対しては、ただ応え
ていくだけでなくて皆さんに返していくことを意識的
にしています。例えば、①の質問に対してだったら、
「じゃあ、皆が同じことを言われたらどう思う?」と
いう感じに。後日、皆さんからお礼のメールを頂きま
した。やり取りを通じて身近な存在として、感じられ
るきっかけとなれば…と思っています。もし、よかっ
たら返事くださいなm(--)m待ってます! 
大沢野小学校ボランティア委員会のみなさん
(写真:右)
2月7日(土)

 この日は、大雪でさらには土曜日だったにも関わ
らず、たくさんの方に来て頂いて感謝です。この時
は、面白く、でも生活に密着した質問が多かったよ
うに思います。内容は、①山に登る時はどうやって
いくのか。(山登りが好きな人なんでしょうね!)
②歩けるようになる薬はあるのか。③お風呂やトイ
レは1人でいけるのか。などでした。大沢野小を皮
切りに、船峅小、大沢野中で車椅子体験をしました
 いつもの歩いている状態から、急に車椅子に乗っ
て段差を越えたりしたら、後ろに倒れてしまうんじ
ゃないか、という不安から恐いと思うのはあると思
います。だからと言って車椅子に乗っている人はい
つも恐い思いをしている訳じゃなく、街中で車椅子
に乗った人と出会った時に気軽に関われるようにと
いう思いでやっています。 
大沢野小学校
3月2日(火)船峅小学校5年生のみなさん(写真:左)
船峅小学校

 この写真は、私たちが制作したビデオを観ている
ところです。車いすに乗っている人とお店の店員さ
んのやりとりで、2つのシーンを見比べてどこが違
うかを考えてもらうんですが、それを答えるために
手を挙げているところです。シーンの中に、店員さ
んと当事者が話をしているのと、車椅子を押してい
る人に話し掛けていて当事者の頭の上で会話してい
るという2つのシーンがあります。この違いが、な
かなか伝わらないことが多かったのですが今回は、
すんなり言ってくれる生徒さんがいて私たちとして
はとても嬉しかったですね。
大沢野中学校ボランティア実践部のみなさん
(写真:右)
3月19日(金)

 大沢野中学校ボランティア実践部の皆さんの所に
は3回目の訪問でした。
 この写真は、3つの車いすの重さを比べている所
です。「車いすの値段は?」という質問があったの
で、種類の違う車いすを持ってもらい、それぞれが
いくらぐらいするかを考えてもらいました。
 大沢野小、船峅小、大沢野中での講演に関しまし
ては、大沢野町社会福祉協議会のご協力をいただき
ました。書面にてではありますが、お礼申し上げま
す。最後に、古沢小、大沢野小、船峅小、大沢野中
の皆さん本当にありがとうございました。
大沢野中学校