昨年の7月、星井町小学校で講演をしたことが きっかけで昨年の11月30日、センターに6年生の 方が11名が足を運んでくれました。目や耳に障 害のある人の話を聞きたい、ということで当事 者の方を囲んでいろんな話をしていきました。 これまでは、講演のみでの関わりが多かった だけに今回、生徒さんたちが足を運んでくれた ことは私たちにとってとても嬉しいことでした。 生徒さんたちからは、 ①目や耳に障害をもつ人にどんな手助けをし たら喜ばれるのか。手助けをする側は、ど んな気持ちで手助けしたらいいのか。 また、されて困ることは何か。 ②どんなことが大変だと感じているのか。 ③障害があることはとても大変なことだと思 う。自分はバレーボールに今夢中だが、ど んな趣味・楽しみをもっているか。 などの質問が出ました。 緊張していた生徒さんたちに対して、視覚障 害の当事者である河尻幸男さんは「みんな、自 己紹介して。じゃあ、僕の後ろにいる人から! 」とお話をはじめられました。また、点字が打 ってある紙を渡して「今日の話が終わるまでに 何が書いてあるか当ててみて。」と言われ、生 徒さんたちは緊張も解けて点字用の50音表を見 ながら一生懸命。 お話しでは、障害をもった経緯や山登りが趣 味だということ、路上駐車してある車にぶつか って逆に怒られてしまったこと、などを話して いただきました。また、点字を打つ機械やボタ ンを押せば音声で時間を伝える腕時計などをも ってきて頂いたので実際に使ってみました。 (左下写真) 難聴の当事者である井原由里子さんは、生徒 さんたちの質問に対して、分かりやすい資料を 作ってお話いただきました。日常生活ではテレ ビやラジオの音声内容がわからないことや緊急 情報や連絡が得られにくいこと、病院では名前 を呼ばれたり診察の時に名前を呼ばれたり話を されても分からないことなどいろんな話をして いただきました。 また、振動目覚時計や発光タイマー、耳マー ク、耳カードなどの日常生活用具も持ってきて いただき、生徒さんたちも興味津々でした。 |