青山彩光苑で講演をして来ました
タイトル

 11月4日、青山彩光苑のグループホーム研究会が中心となって
開催した青山彩光苑の講演会でお話させていただきました。
 そのグループホーム研究会の皆さんより、以下、設立の理由等
をいただきました。

青山彩光苑・グループホーム研究会
 グループホーム研究会は青山彩光苑の利用者4名と職員3名で
グループワークとして活動しています。グループを作ったきっか
けは、地域生活に興味をもっている同じ障害を持った仲間がいた
ところから始まりました。地域生活に興味を持っている理由は様
々です。
『施設生活が嫌になった。』『縛られたくない。』『今までと違
う暮らしが待っているかもしれない』などなど人それぞれです。
でも4人に共通しているのは『普通の暮らしをしてみたい』とい
う想いでした。私たちにとって『普通の暮らし』ってなんでしょ
うか?。
 今回この原稿を書くにあたりみんなで話し合ってみました。

 今の生活(施設生活)は守られている気がする。という意見が
ありました。どの辺が守られているのかというと、衣食住自分が
心配しなくても、準備が出来てしまうところやお金の心配を今ま
で自分がした事がない。また納税や勤労という国民の義務を果た
したいのです。現在の施設内は、一般社会のようで一般の常識や
ルールが通らない場所であるという意見が大半を占めました。
 つらくても社会の波にもまれてみたい、そんなところから地域
生活へのユメは広がっていきました。
 また、施設の生活は監視されている気がするや、おもしろくな
いなどの気持ちがあるのも正直なところです。
 地域生活の中でも、今なぜグループホームなのかについては、
自宅に帰り高齢になってきた母と共に在宅生活をするのは、これ
までの行動範囲を狭め、家の改造や家族への介護にかける負担な
どリスクが大きすぎるところが難点でした。また親との同居は甘
えが前面に出てしまい、自立できないのではという厳しい意見も
ありました。また家へ帰ったり、単身生活をはじめると孤独にな
るのではないかという心配もありました。単身生活までの準備段
階としてグループで、自分の足りない部分をフォローしながら実
体験で学んでいくことは大切な経験だとおもいます。
 
 今回の講演は、未知の世界に飛び込もうとする前に色々な情報
を得たかったからです。実際に地域生活を実践されている平井さ
んたちから色々なことを学びたいという想いからの講演会開催で
した。そして講演を聴いたあと自分たちも自分の生活の基盤、地
域に出て何をしたいかを考えるきっかけになりました。また、今
までより、ずっと具体的な将来像をイメージするようになりまし
た。グループホーム研究会の活動は、まだまだ始まったばかりで
す。近いうちには、自分たちでグループホームを立ち上げられる
ような活動に出来たらと思っています。平井さん、浅木さん本当
にありがとうございました。
 これからもアドバイスお願いします。