★☆計画中☆★ 
連続講座 障害者の就労と自立とは、何か?
テーマ:「障害者が働こうとするとき―もうひとつの現状―」 
 就職を取り巻く状況は、少子化時代の新卒大学生の就職率が過去最低と言われているにもかかわらず、障害者の就労状況が好転しているといわれてきました。(富山労働局は今年(2010) 6月1日現在で県内企業の障害者実雇用率は0.01%上昇し1,68%となり過去最高の実雇用率との発表が10月に出されました。)
 障害者自立支援法では、「就労支援」が叫ばれ取り組まれてきています。しかし、様々な障害者からは就労に対しての厳しい現状が訴えられています。本当に障害者の実態が発表されている数値に反映されているのだろうかと疑問を抱かずにはいられません。現状は「職場での定着がなかなか難しく離職する人が少なくないこと」、「介助が必要な障害者は作業所などからも敬遠される」、「車いすを利用している障害者は応募できない企業が殆どであること」、「障害者の通勤手段の確保できないこと」、「資格を取得しても正規雇用に繋がらない」などの現状があります。
 そこで、既存の労働という中での就労の問題はもちろん、重度の障害者にとって「ほんとにデイサービス等しかないのか」、その疑問に対して違った視点で取り組みを始めた全介助のいる人工呼吸器を付けた障害者や脳性麻痺障害者の人を呼んで、障害者の「就労の現状」や「自立」を私たちなりの角度から考えようということで、3回シリーズで講演会の企画を考えています。 

テーマ: <第1回「私が働き、自立すること」> 
日 時: 2011年3月5日(土)
 13時30分~16時
場 所: サンシップとやま
(富山県総合福祉会館)701 
講 師: 森本 おりえさん
(三重県在住の視覚障害の方)
参加費: 無料 
内 容: 生まれつきの視覚障害を持ち、親子で普通学校への転校を願ってきましたが、中学校から実現できました。そして、大学院を卒業し社会福祉士の国家資格を取得され、現在は相談業務に就いて働いておられます。そのおりえさんの就労の現状や想いを話してもらいながら参加者の人たちと語り合いたいと考えています。 

テーマ: <第2回「夜遊びしたい!働きたい!彼氏もほしい!」>
日 時: 2011年7月頃(予定)
場 所: サンシップとやま
(富山県総合福祉会館)
講 師: 平本歩さん
(兵庫県在住の人工呼吸器を付けた方)
参加費: 無料 
内 容: 日本で初めて在宅で人工呼吸器を付けて生活し、普通学校に通った歩さん。会話は文字盤とパソコンのメールでしています。お父さんが亡くなってヘルパーさんを入れて地域で生活し、全国を飛び回り、現在は保育所でアルバイトしています。お父さんの遺言「自立に向かって邁進せよ」を只今、実行中。

テーマ: <第3回「仕事を探しています。仕事を下さい。」>
日 時: 2011年11月頃(予定)
場 所: サンシップとやま
(富山県総合福祉会館)
講 師: 赤阪はなさん
(大阪府在住、重度の脳性麻痺の方)
参加費: 無料 
内 容: よく言われることは、その人は何ができるのかと、身体的な能力・能率ばかり。しかし、私(はな)がその場に存在することで、あなたや周りの人がどのように関わりどのように変わっていけるのか。また、私(はな)が飛び回ることによって、社会がどのように変化していけるのか。いろんな人とふれあうこと、いろんなところに出かけること・・・それが私(はな)の仕事。